くさび状欠損(虫歯ではないのに歯の根元がかけてしまう)について
2023/10/28
虫歯ではないのに歯の根元が大きく欠けてしまう状態を’ くさび状欠損’ と言います。以下のように進行して次第に欠損が大きくなってきます、場合によっては根元から歯が割れてしまいます。
< 進行状態 >
軽度のくさび状欠損
中等度のくさび状欠損
重度のくさび状欠損
→ さらに進行すると歯が根元から割れてしまいます
< 原因 >:以下のようなことで 歯に大きな力が繰り返しかかることです。
(1)歯ぎ(顎を横に動かす;ギリギリと音がします)、嚙みしめ(顎を横に動かすことはしない、同じ位置で歯に力をかける、音はしません)
(2)噛み合わせの悪さ ;かみ合わせが悪いと特定の歯だけに大きな力がかかってしまいます
歯に大きな力が繰り返しかかると 歯の根元に応力が集中して歯が少しずつ欠けてきます。
歯の根元に応力がかかり歯が少しずつかけてきます ⇒歯の根元が上図のようにかけて穴が開きます
< 症状 >
無症状の場合もありますが、歯がしみたりすることが多くあります。さらに進行すると痛みや腫れが出てきます
< なぜ治療が必要か >
欠損が内部の方向に進行すると やがて歯髄(俗に神経のある部分)達します。そうなると 歯がズキズキ痛くなりやがて腫れてきます。
最悪根元から歯が割れてしまいます。木を切る時に斧で根元を切ることに似ています。
歯は歯髄(俗に神経)を取り除いてしまうと寿命が著しく短くなってしまいます。寿命が著しく長くなった現在歯を生きている状態に保つことは非常に重要です。
<治療>
1,欠損に対しては ’レジン’ という樹脂を歯を削らないで接着剤を歯に塗布して詰めます(歯にダメージは全くありません)
欠点;咬合力の強い場合は脱離する場合があります
2,詰めた後 必要に応じてマウスピースを夜装着していただきます(歯ぎしり対策)
3,かみ合わせが悪いことが原因の一つにある場合は 矯正治療が必要な場合があります。
実際の治療例
治療前 治療後(レジン充填)
治療前 治療後
市原市五井の歯医者 くさび状欠損 歯ぎしり 嚙みしめ つねいずみ歯科医院(常泉歯科医院)
つねいずみ歯科医院:https://www.tsuneizumi.com
電話:0436-24-0104
住所:〒290-0056 千葉県市原市五井中央西1-36-1(白金通り 三越ギフトショップ近く)
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