ホワイトニング後 きれいな状態を保つために注意すること
ホワイトニングをしてもそれがずっと続くわけではありません。ただきれいな状態が長く続く方と早期に変色してしまう方がいます。歯が変色する理由は’ 歯の表面が着色すること ’と ’ホワイトニングした歯そのものの色が元に戻ること’ の2通りがあります。今回は歯の表面への着色について説明します。
1, 着色しやすい食品を理解する。
食べ物や飲み物などに含まれる色素が歯の表面に付着すると、再び着色してきます。歯に着色が付きやすい食品がたくさんあります。ポリフェノールが含まれている食品例:カレー、コーヒー、ウーロン茶、紅茶、緑茶、赤ワイン、コーラ、醤油、ブルーベリー等)また炭酸飲料や酢、スポーツドリンクは着色しやすい口の中の環境を作ってしまいます。白さを持続させたい場合は、色の濃い飲食物や酸性度が高い飲食物、ポリフェノール成分はさけた方がよいです。ただそれを食べない事ほど悲しいものはないので、食べた後には歯磨きをしましょう! 難しければ口をゆすぐだけでも着色の付きを抑える事ができます。着色しやすい食品詳細については後述します。
またオフィスホワイトニング後は24~48時間、ホームホワイトニング後は2~3時間は上記の着色しやすいものをさけるようにしましょう。
美味しいですが着色をします
2、ホワイトニング用と書かれている歯磨き粉を使用する
ホワイトニング用と書かれている歯磨き粉を使用すると歯の白さが長持ちします。留意する点はホワイトニング用と書かれている歯磨き粉で歯自体を白くするわけではありません。歯自体を白くするにはホワイトニング用の薬剤(過酸化尿素)は歯科医院でしか使用ができず、市販の歯磨き粉の中には含まれていません。ホワイトニング用と書かれている歯磨き粉は大きく分けて2種類で歯磨き粉の中に入っている ’研磨剤’ に注目してください。
(a) 歯の着色を落としやすいものまた着色しずらくする歯磨き粉:研磨材としてポリリン酸ナトリウム、炭酸カルシウム等が入っている
(たばこのヤニとりようは研磨剤が荒く歯の表面を傷つけてします可能性があるので避けてください)
、
現在の歯の白さをできるだけ維持したいと考えた場合には、ポリリン酸ナトリウムが配合されたホワイトニング歯磨き粉を選びましょう。
ポリリン酸ナトリウム」は、粒子が大きい研磨剤のように歯の表面を削ることなく、歯の表面に付着したステインに近づいて結合して、歯の表面から汚れを剥がして自然に汚れを落とします。
歯の表面に付着している黄ばみや着色汚れが気になっている方におすすめの成分で、黄ばみや着色汚れを落とす効果と同時に歯をコーティングして、汚れや着色が再び付着しないように予防をしてくれます。
ステイン(着色沈着)を除去して歯をコーティングするように汚れから守り、歯の白さを維持することができます
(b)歯の表面の微小な傷を修復してつるつるにする歯磨き粉;研磨材としてハイドロキシアパタイト(mHAP)が入っている
歯のエナメル質に近い成分でできている「ハイドロキシアパタイト」は、歯の表面についた目に見えない小さな傷を修復し、細かな粒子により歯の表面をつるつるに整える効果があります。その効果によって、
細かな傷や溝に汚れが入り込むことが防がれ、結果として綺麗な歯を維持することに繋がります。同時に再石灰化を促進して歯質を強化する働きもしてくれます。
ただ ホワイトニング用と書かれている歯磨き粉は通常の歯磨き粉と比べて高価なので、前歯の見える部分をホワイトニング用と書かれている歯磨き粉で磨き、その他の部位を通常の歯磨き粉で磨くと費用をおされることができます。また通常の歯磨き粉はほとんどがフッ素含有なので虫歯予防にも効果的です。
3.定期的に歯科医院のクリーニングを受ける
自分で頑張っては歯磨きをしてもやはり着色します。特に歯と歯の間などです。歯科医院では歯の表面の汚れを除去するクリーニングを受けることを勧めします。特にホームホワイトニングを再度する場合は表面に着色物があるとホワイトニングの薬液が歯に接触する度合いが少なく効果が余り出ませんので必須です。。クリーニングは、審美性を保つだけでなく、虫歯や歯周病の予防となりますので積極的に受けましょう。
4.着色しやすい食材
ポリフェノールの含まれている食材は歯に着色を起しやすいのでホワイトニングをしている方は工夫をして摂取する必要があります。
ポリフェノールには悪玉コレステロール(LDL)の酸化を抑える働きがあるので身体に良い成分だということは言うまでもありません。
抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があり、動脈硬化など生活習慣病の予防や、アンチエイジングに役立ちます。
積極的に意識して取り入れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このポリフェノールですが、歯の表面にある唾液成分「ペリクル」と結合することによって着色(ステイン)します。粘性が強いという特徴によりプラークの足場になるデメリットもあります。
また、以下のようにポリフェノールにはたくさんの種類があります。
ポリフェノールは、ほぼすべての植物が持つ苦味や渋味、色素の成分です。花の色があれほど鮮やかで美しいのも、ポリフェノールの作用です。ポリフェノールには、化学構造の違いによってさまざまな種類があり、有名な『カテキン』や『イソフラボン』、『アントシアニン』などもその一種です。ポリフェノール含有量の多い食品がいくつかあり、その代表的なものが赤ワインやコーヒー、お茶です。
着色しやすい食材
○唾液に色が付く食材や調味料
・醤油、味噌、ソース、タレ、緑黄色野菜など、
食材や調味料そのものの色が濃いもの
・赤ワイン、ブドウ、チョコレート、イチゴ、ブルーベリーなど
○タンニン、カテキンを含む食品
・コーヒー、ウーロン茶、紅茶、緑茶、ほうじ茶など
※タンニンはポリフェノールの一種で、いわゆる「渋」といわれる成分です。
食器に茶渋がつくように、タンニンは歯を着色してしまう可能性があります。
○イソフラボンを含む食品
・豆腐、納豆、豆乳など
※イソフラボンに含まれるポリフェノールは色素沈着を起こしやすい物質のため、元の食品の色が濃くなくても、歯の黄ばみに結びつくので注意が必要です。
○酸性食品
・トマト、レモン、わさび、からし、マスタード、ケチャップ、カレー(香辛料)など
※酢や柑橘系の原料を使ったドレッシングや、ビタミンCを含んだ栄養ドリンク、炭酸飲料などは歯の刺激になるので避けるようにしましょ
5,食べ方を工夫する
着色しやすいものを摂取したい場合は、食べ方を工夫することで再着色を予防することができます。
例えば、飲み物であればストローで飲み、歯にあまり触れないようにするとよいでしょう。カレーなどの色の濃いものを食べるときは、歯の表面をコーティングしてくれる乳飲料を飲んでから食べましょう。カレーの場合は、ラッシーなどがよいでしょう。
着色しずらい食品
ごは、パン
フライドポテト ナッツ類
牛乳 ヨーグルト
チーズ 白ワイン
鶏肉 白身魚 貝柱 しらす
大根 里芋
カルボナーラなどのホワイトソースなどを使った食品
.市原市五井の歯医者 ホワイトニング 歯の着色 つねいずみ歯科医院(常泉歯科医院)
つねいずみ歯科医院:https://www.tsuneizumi.com
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